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M姫エロ妄想記録簿、ご堪能あれ。(告知:6月末閉鎖予定)

xxmicaxx.exblog.jp
2006年 02月 03日
死ぬのがわかるとき。
by みぃ | by twin_mica | 2006-02-03 02:58 | マジメなお話。
なんかマジメなエントリーが続いて、あたしとしては気にいらないんですが。
昨日のエントリーとか、最後まで読んでくれた人いなそーな気もしますがorz
今日はタイトルどおり、『死ぬのがわかるとき』。あたしが思うことを書きます。

ついでにちょっとblog更新をやめます。



バトンでもよく見る質問だけど、「死ぬとき最後に言いたいことは?」とか。

そりゃいつか死ぬだろうけど、このあと火事になって死ぬこともあるかもしれないけど、
いちおうあたしにも明日の予定ってもんがあって、
友達と熱海に行こうとか、週末は美容院に行こうとか、明日はどんな服着ようかな、とか・・・
『 いつ死んでもいいや 』 って思うんだけど、それは、あくまでも、『 思うこと 』 であって。


今を大事にします。一生懸命に生きます。


高校んときに、とっても大切な人が、亡くなりました。
家族ぐるみのお付き合いだったから、ほんとに、いろいろな人間ドラマがありました。

『 ん、なんだこれ 』 って。

『 病院いけば? 』 って。


その会話から、まさか、死んじゃうなんて思ってなかった・・・・・・。


大丈夫だよ、って。すぐ治るよ、って。

あたしの笑顔の励ましは、ほんとに 『励まし』 になってたのか・・・今でも疑問に感じます。

うそをついてました。

大丈夫じゃないし、すぐ治るものじゃない。

でも、励ましたかった。

日に日に彼のカラダが悪化していく中、あたしの笑顔は彼の救いになってたんだろうか。


『 もういいよ、死ぬんやし。 わかってるから。 』


なんでそんなこと言うの・・・・・・・・・・


家族の笑顔、涙、、、、、うその笑顔、ほんとの涙、、、、、、

『 家にいたら気が狂いそうで・・・』 と、彼の家族があたしの家に泊まったりしました。



『 坊主も似合うやんか!』

手術のため坊主になったとき、あたしはアリキタリなことしか言えなくて。



あたしが最後に病院にいったとき、起き上がることすらできなかった彼。

『 △△屋の、やきとり食べたいなぁ 』 って言い出した。


『 それと、一個お願い。テープレコーダーが欲しい。小さいやつ。 』



ペンで字を書けない。 録音して、家族に何か伝えたいことがあるのかも・・・・・・・

泣くなよ、あたし・・・!  泣くな、泣くな・・・・・今ここで、彼の前で泣くな、泣いちゃいけない・・・!


あたしは病室を去り、やきとりと、テープレコーダーを買いにいった。



彼はやきとりの匂いだけで満足そうで、あたしが食べる様子を笑顔で見てた。


『 ちゃんと学校いけよ?大学合格しろよ? 』


『 はいはい、はいはい・・・・。 』






『 いつ死んでも後悔しないと思ってたけどな・・・・ 

 

  やっぱ、悔しいわ。

  まだいっぱいやりたいことあるし。

  今こんな状況やから、そう思えるんかもしれんけど。 』





帰り際に、テープレコーダーを枕元に置いた。。。。





その数日後に、面会謝絶になった。




死ぬのわかってるから、といいつつも、死ぬのが恐いと言ってた。

お医者さんは、あと数週間だと言ってたけど、彼は数ヶ月頑張った。

生きよう、生きたい、という気持ちが、彼のカラダを支えてる。お医者さんはそう言ってました。



面会謝絶から、まだ1週間も経ってないころ。あたしはふつーに学校いってました。

3時間目の授業が終わって、校内アナウンスであたしの名前が呼ばれた。

あ~、また呼び出しだよ・・・

あたしはしょっちゅう職員室に呼ばれてました。
スカートを短くしてるベルトを没収されたり、茶髪を職員トイレでビゲン(白髪染めの商品名)されたり。

だるい気持ちで職員室に行ったら、

ややワキガの担任が、珍しく、あたしを職員室の外に連れ出した。




『 さっき、連絡が入って・・・・亡くなった、って。。。 今日はもう帰っていいから・・・』




廊下で泣き崩れるあたしを、ややワキガの担任が、肩を抱いて教室まで連れていってくれた。
( 親族でもないのに、帰宅許可をくれた担任、special thanx )



お葬式の数日後に知ったこと。 テープレコーダーには、何も録音されてなかったらしい。。。。。



薬漬けで幻覚が見える、何かに怯える、情緒不安定になる、

『 意識がある 』 っていうのはほんとにつらいんだと思う。

どんだけ恐かったことか・・・・・・・どんだけ苦しかったことか・・・・・



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早いもので、あれから数年 ( あれ?もしかして、十数年・・・・・??? ) たちました。

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先日、良からぬ電話がかかってきた。



あたし : 『 え? うそやろ? あたし、先月一緒にごはん食べたよ? そんときふつーやったよ? 』

電話の主:『 うん・・・2週間前に、いきなり倒れて・・・もう家に帰ることはないって。お医者さんが・・・ 』

あたし : 『 えぇ・・・・意識は? 』

電話の主:『 ・・・・ある。 せやから・・・・ 』

あたし : 『 ・・・きついな・・・ 』


あたしが家出したときも、『 もう死んでしまいたい 』 って泣いたときも、
『 まぁ、メシでも食え 』  って、いつもどおりにあたしと接してくれてた人・・・・
学校に行かなかったあたしに、好きなことを勉強する楽しさを教えてくれた人・・・


あたしは数年前の出来事と重ねて、意識がある ということにすごく複雑な気持ちになった・・・



『 あと2週間もつかどうか・・・ 』・



『 え・・・・・・? 』



『 ・・・・・・ 』




そんな言葉、まさか聞いてしまうとは思わなかった。

あまりにも突然すぎる。



いやだ・・・・・・・ほんとにいやだ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!!!!!!!!!!!!!!



彼を含め、彼の家族にできることは・・・・

あたしにできることは・・・・・・

また 『 うその笑顔 』 しかないのかな・・・・・


意識がある ということが、幸か不幸か・・・・・・

肉体的苦痛、精神的苦痛、感情、五感、。。。。

いざ死の宣告をされた時、いったいどう考えるんだろう・・・

突然死のがよかった・・・? 宣告あってよかった・・・・?


死ぬまでのカウントダウンが、生まれたその瞬間から始まってるとすれば、

残されたタイムリミットの中であたしは生きてることになる。



先日、一緒に撮った写真、まだ渡してない。

そういえば、プレステのソフト、借りパクしてる。


電話の主 : 『 仕事の都合もあるやろうけど・・・

           来週にでも、あんたに(地元に)帰ってきてもらおうと思って。 』


あたし   : 『 あ、仕事してないよ、今。 』



よかった・・・・ニートで。

この金欠な時に、飛行機代はちょっとキツイんですが。


今できることは、あたしが地元に帰ること。

そこから先は、何ができるのかってわかんないけど・・・・・


あたしがクヨクヨしてる場合じゃない、それだけはわかる。


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blogエントリーの更新をお休みします。
みんなのblogには今までどおり、遊びにいったりしますんで。